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U-13大豆戸カップ参加報告

U-13大豆戸カップ参加報告

 U13チームは茨城県神栖市波崎で開催された大豆戸カップに参加をしてきました。関東の強豪チームが集うこの大会で、今のチームがどれだけバトルできるかを肌で体感できるビッグチャンス。この大会を使って1月中旬からは昇降格のあるU15リーグも開幕予定であり、これから始まる真剣勝負に向けてチームの強化を図りました。

 この遠征の目的は、チーム全体でコンセプトの理解を深めることに焦点を当て、格上の相手に対してどれだけ自分たちの色を出せるか。どんな相手であろうと勇敢にバトルを挑み、こちらの土俵で試合を展開することを目標に臨みました。

【1日目の試合結果】

FM vsポルターラ水戸 1-1

第1試合 vsFスタジオ 1-4

第2試合 vsカシマアカデミー 5-6

FM vs横浜FTAR 1-4

 早朝4:30に山梨を出発し、試合会場の茨城県神栖市波崎には8:30頃に到着。試合会場に到着して早々ウォーミングアップを開始し、遠征初戦はフレンドリーマッチで茨城県のポルターラ水戸との試合でした。この試合は大会に向けて狙いを持って挑み、戦術的な部分をチーム全体で共有する貴重な時間となりました。結果は1-1でしたが、攻守両面において満足出来る出来だったと思います。

 そして、迎えた大豆戸カップ初戦の相手は、神奈川県で勢いに乗るFスタジオ。序盤から押し込まれる展開が続きましたが、チーム全体でしっかり耐えることが出来、特に崩される場面もなく上々の入りを見せましたが、前半ラスト5分で失点し、0-1で折り返すこととなります。
 後半はメンバーやシステムを変えて攻勢に出ましたが、セットプレーから立て続けに2発食い、終わってみれば1-4と完敗。守備の粘り強さや、攻撃時の簡単なミスが目立ち初戦を落としました。

 ですが、第2戦のカシマアカデミー戦に2点差以上で勝利を収めれば予選を突破できる状況。まだ望みはある。こちらの土俵で試合をしようと意気込んで臨んだ第2戦はまさかの展開となります。開始2分もしない時間で2失点し、さらに2点を奪われ前半を0-4で終える最悪な状況に。予選突破がほぼ絶望的となった状況で迎えた後半。システムと戦い方を変え選手の目の色が変わりました。後半開始9分で4ゴールを奪い試合を4-4の振り出しに戻すことに成功。ここから2点差をつけて勝利をすれば予選突破。誰もがこの流れの中行けると信じていましたが、その後はチャンスを決めきれず試合はこう着状態へ。次の1点をどちらが奪うか、一進一退の攻防が続きましたがこちらの守備の対応が甘いところを突かれ失点。その後再び同点に追いつきましたが試合終了間際にまたしても失点し、結果は5-6で敗戦。予選突破出来る!と夢を見る時間もありましたが、力及ばず予選敗退となりました。初日は2敗となりましたが、どちらの試合でも多くのチャンスを作ることに成功し、収穫も多かったです。

【2日目の試合結果】

第1試合 vsFC CASA 4-3

第2試合 vsCFG YOKOHAMA 2-3

第3試合 vs矢板SC 1-2

 迎えた大会2日目。下位リーグに回ることとなったチームは初戦を4-3と制し、今大会初勝利を上げます。次の試合に勝てば下位リーグ決勝に進出できる重要な試合の相手は神奈川県のCFG YOKOHAMA。序盤から整備された守備ブロックを形成し、相手のミスを誘発。ビルドアップ面でもほぼミスがなく2点を先行。今大会1番の出来を披露し前半を2-0で終えます。
 しかし後半、相手が前から積極的に圧力を掛けてくるのに対し、前半同様の判断基準を持ってプレイを選択してしまいミスが増えていきます。選手はピッチの中で解決策を見出そうとしますが難しく、あっという間に3失点。まさに悪夢でした。その後はこちらにチャンスが多くあったものの決めきれず、まさかまさかの敗戦となりました。選手はこの状況を読み取ることが出来ず呆然と立ち尽くしていました。
 結局下位リーグの決勝には進めず、その下のパートに進むこととなりました。多くのチャンスがあった中、仕留め切れない今のチーム状況を象徴するような試合となりました。ラストの相手は栃木県の矢板SC。前線からのプレスで主導権を握り開始5分で先制に成功。その後も相手ペナルティエリア付近でのプレイが多く、うまくセカンドボールを回収しながらゲームを優位に進めていましたが肝心な追加点を奪うことができず、イージーなミスと超ロングシュートでゴールを決められ逆転を許してしまいます。後半も圧倒的に攻め、ほぼハーフコートゲームのような展開となりましたが、相手ゴールキーパーのビッグセーブもあり、結果1-2で敗戦となりました。

【総括】

 結果的には1勝しかあげられませんでした。試合に勝てなければネガティブな印象を持ってしまいますが、試合を振り返ってみるとどの試合でも多くのゴールチャンスを作り出すことに成功し、相手コートでプレイする時間も多かったと感じています。特に下位リーグでは常に主導権を握り、思惑通りの展開を作ることが出来ていましたが、肝心のシュートチャンスを不意にしてしまい、逆に決めきれない状況からカウンターで失点してしまう試合が目立ちました。決めきれていれば、もっとセカンドボールを回収できていれば、と思う場面もたくさんありましたが、大会後選手たちには、1つの試合であれだけのチャンスを作れたことをポジティブに捉えようと話しました。しかし、勝つためには仕留め切らなければいけないのも事実。優位に試合を進めてしっかり勝てるように、日頃からなんでもないプレイ1つの細部からこだわっていけるよう意識高く取り組みましょう。

対戦頂いたチームの皆様、誠にありがとうございました。
保護者の皆様、ご理解ご協力誠にありがとうございました。
今後とも応援よろしくお願い致します。

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