GWシュートクリニック
ゴールデンウィークを利用しまして小学4~6年生を対象にシュートクリニックを開催しました。シュートのトレーニングは一人ひとり何度も繰り返しシュートを打つことと、個人的にアプローチする部分が多いため定員10人に絞って開催をしました。
チーム練習の中では個人のワンプレーのみにフォーカスするトレーニングはしづらい部分であり、自主的に個人でシュートトレーニングするにしてもただ繰り返し蹴るだけになってしまうとかえって悪いクセがついてしまうこともあります。
そこで今回のクリニックでは3つの大事なポイントを選手たちに伝え、その場でキックが良くなる快感と、今後どのようにシュート練習を行っていけばよいかを学べるよう指導させて頂きました。
1・股関節から脚を振る
2・入るべきスペースを知る
3・体ごと押し出す
★この3つについて指導しました★
子どもたちがグランドに集まり、トレーニングが始まるまでの間はいつも通りゴールに向かってボールを蹴っていました。力いっぱいボールを蹴り、ガンガンシュートを決めていました。その様子を動画で撮っており、トレーニングの最初に子どもたちに見てもらいました。
一見力強いキックでゴールに入るシュートは「良いシュート」と思うかもしれませんが、本物の良いシュートとはどんなシュートかを最初に蹴って見せ、ロングキックとシュートの違いを見てもらいました。
今回のクリニックのテーマは低く、鋭いシュートを放つことを目的とし、GKが取りづらいシュートを蹴れるようになることを目指しました。
なお、得点力アップという意味でシュートトレーニングをする場合はまた違ったアプローチが必要であるので、それはまた別の機会に選手たちに伝えていこうと思います。今回はあくまでボールを蹴る能力をレベルアップし、鋭いシュートが打てるよう指導しました。
選手たちのトレーニングには4号球のボールだけではなく、3号球のボールも使用しました。この小さいボールは5号球の重さのボールとなる特別なボールで、キックの質を向上させることを目的としてトレーニングに取り入れているチームが増えています。ただし、このボールを導入しトレーニングするにはケガをしないために気を付けなければならないポイントがあるので、そこも伝えながら今回トレーニングを行いました。
選手たちは3号球でトレーニングしたあとに4号球を蹴ると明らかに弾道が変わり、鋭いシュートをゴールに突き刺すようになりました。「いつもより強いシュートが打てた!」と喜ぶ子がいたので、このクリニックを開催して良かったです。
このクリニックを開催した一番の理由は、スペインのサッカー選手のシュートの質が明らかに日本人よりも高く、シュートに対するアプローチが足りないと感じたからです。
スペイン遠征で見て学んだことを日頃のトレーニングやクリニックで山梨の選手たちに還元し、世界を相手に勝てる選手の育成をこれからも続けていこうと気合い入ってます!
今回は10人の定員ということであっという間に埋まってしまったので、また近々シュートクリニックを開催しようと思っています。
世界で勝つためのスキルを育てる指導を提供できるよう励んで参りますので応援頂けたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します!