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Parma Academy Soccer Camp in Yamanashi

Parma Academy Soccer Camp in Yamanashi

パルマ・アカデミーと過ごした、学びと刺激にあふれた2日間

8月5日・6日の2日間、イタリアの名門クラブ「パルマ・カルチョ1913」の育成組織、Parma Academyより、Marco(マルコ)コーチとDaniele(ダニエレ)コーチを山梨県に迎え、CDY主催のサッカーキャンプを開催しました。

今回のキャンプでは、パルマ・アカデミーが大切にしている育成メソッドを、実際のピッチの上で子どもたちに直接指導していただきました。

世界のサッカーに触れること。
普段とは異なる環境、異なる言葉、異なる指導者から学ぶこと。
そして、その経験を通して子どもたち自身の可能性や視野を広げていくこと。

今回の2日間は、参加した子どもたちはもちろん、私たちスタッフ、そして保護者の皆さまにとっても、多くの学びと気づきのある時間となりました。

高い指導力だけではない、MarcoコーチとDanieleコーチの素晴らしさ

今回、私たちが強く感銘を受けたのは、パルマ・アカデミーのトレーニングの質の高さだけではありません。MarcoコーチとDanieleコーチ、二人の「人としての素晴らしさ」です。

子どもたちへの接し方はもちろん、私たちスタッフに対しても常にオープンで、一つひとつのトレーニングについて、「なぜこのトレーニングを行うのか」「選手のどこを見ているのか」「何を身につけてほしいのか」といった細かな部分まで丁寧に説明してくれました。

目の前のメニューをこなすことが目的なのではなく、そのトレーニングを通して選手に何を感じてもらい、何を考えてもらい、それをどのような成長につなげていくのか。一つひとつの指導の背景に、明確な意図と育成への哲学があることを感じました。

また、当初の予定にはなかったジュニアユース年代へのトレーニングも急遽お願いしましたが、二人は快く引き受けてくれました。

急なお願いにもかかわらず、一切妥協することなく、選手一人ひとりと向き合い、最後まで情熱を持って指導してくれました。

こうした姿勢は、子どもたちだけでなく、私たち指導者にとっても大きな刺激となりました。

「またMarcoとDanieleに会いたい」

2日間を終えて、何より印象的だったのは子どもたちの反応です。
トレーニングを重ねるにつれて、子どもたちはどんどんMarcoコーチとDanieleコーチのことが好きになっていきました。

キャンプが終わったあとには、
「またコーチたちに会いたい」
「もう一度、MarcoとDanieleのトレーニングを受けたい」
そんな声が多くの子どもたちから聞かれました。

サッカーの技術や戦術を伝えることは、指導者としてもちろん大切です。
しかし、それと同じくらい大切なのは、子どもたちが「もっとサッカーをしたい」「もっと上手くなりたい」「またこのコーチから学びたい」と思える環境をつくることではないでしょうか。

短い2日間の中でこれほど子どもたちとの距離を縮め、心をつかんだ二人の姿から、改めて育成年代の指導者として大切なものを見せてもらったように思います。

保護者セミナーで伝えられた「パルマの育成哲学」

今回のキャンプでは、ピッチ上でのトレーニングだけではなく、保護者の皆さまを対象としたセミナーも開催しました。

セミナーでは、パルマが育成年代の選手をどのように考え、どのような哲学を持って育成しているのかについて、MarcoコーチとDanieleコーチから直接お話しいただきました。

その中で特に印象に残ったのが、サッカーだけを教えるのではなく、サッカーを通して一人の人間として成長させていくことを大切にしているという考え方でした。

育成年代では、目の前の試合に勝つことや、技術を早く身につけることだけがすべてではありません。

子どもの成長段階に応じて、その年代で何を大切にするのか。
何を身につけるべきなのか。
そして、将来を見据えながら、どのような順序で選手の成長をサポートしていくのか。

パルマでは、長期的な視点を持ち、年代に応じて段階的に選手を育てていることを説明していただきました。

保護者の皆さまにとっても、普段目にする「トレーニング」そのものだけでなく、その背景にある指導者の考え方を知っていただく貴重な機会になったと思います。

なぜこのトレーニングをするのか。
なぜコーチは今、その言葉を選手にかけるのか。
なぜ今すぐ答えを教えるのではなく、選手自身に考えさせるのか。

そうした指導の背景を知ることで、クラブや指導者がどのような思いで子どもたちと向き合っているのかについても、より理解を深めていただけたのではないかと思います。

パルマの話を聞きながら、改めて感じたこと

MarcoコーチとDanieleコーチからパルマの育成について話を聞く中で、私たちCDYにとって、とても嬉しく感じたことがありました。

それは、パルマが大切にしている育成の考え方の中に、普段CDYが大切にしていることと重なる部分が数多くあったことです。

サッカーだけが上手な選手をのではなく、人としての成長も大切にすることや、目先の結果だけで選手を評価しないこと。子どもたちの年代や成長段階に応じて、必要なものを適切なタイミングで伝えていくこと。
そして、指導者がすべての答えを与えるのではなく、選手自身が考え、判断し、行動できるように導いていくこと。

そうした考え方には、私たち自身も強く共感するものがありました。

CDYでも日々の活動の中で、サッカーの技術を身につけることだけを目的にするのではなく、子どもたちが自分で考え、挑戦し、時には失敗しながら成長していくことを大切にしています。

挨拶や仲間との関わり方、自分のことを自分で行うこと、うまくいかないときにどう向き合うか、自分で判断して行動すること。

そうした経験も含めて「選手育成」であると私たちは考えています。

今回、遠くイタリアから来た二人の指導者の話を聞き、実際の指導を間近で見る中で、私たちが普段大切にしていることと重なる部分が多くあったことは、非常に興味深い経験でした。

同時に、「自分たちのやり方が正しい」と確認するための機会ではなく、世界の育成現場から新しい視点を学び、普段の指導を改めて見つめ直す機会にもなりました。

共通する部分には自信を持ちながら、違う部分からは素直に学ぶ。

そして、学んだものをそのまま取り入れるのではなく、目の前にいる子どもたちにとって何が一番良いのかを考え、日々の活動へつなげていく。

今回のパルマとの交流には、子どもたちが海外クラブの指導を体験することだけではなく、私たちCDYにとっても、そんな大きな意味があったように感じています。

子どもたちに、さまざまな「本物」に触れる機会を

私たちが今回のような機会をつくる理由の一つは、子どもたちにできるだけ多くの価値観や考え方に触れてほしいからです。

世界にはさまざまなサッカーがあり、さまざまな指導者がいて、さまざまな育成の考え方があります。

普段とは違うコーチから指導を受ける。
違う言語が飛び交う環境でサッカーをする。
世界で選手を育てている指導者の情熱を肌で感じる。

そうした経験は、すぐに目に見える成果として現れるものではないかもしれません。

しかし、子どもたちの中に残った小さな刺激や憧れが、数年後に何かへ挑戦するきっかけになることもあります。

日々のトレーニングを大切にすることと、日常の外にある世界に触れること。
その両方を子どもたちに届けていくことも、私たちCDYができる育成の一つだと考えています。

これまでで一番のトレーニングキャンプ

私たちはこれまでにも、さまざまな海外クラブのトレーニングキャンプやプロジェクトを主催・サポートしてきました。

それぞれに素晴らしい経験と学びがありましたが、今回のParma Academy Soccer Campは、私たちにとってこれまでで一番と言えるほど素晴らしいトレーニングキャンプとなりました。

それは単に、「イタリアの名門クラブのトレーニングを体験できたから」ではありません。

高いレベルの指導。
一つひとつのトレーニングに込められた育成への考え。
子どもたちへの接し方。
スタッフへの細やかな配慮。

保護者の皆さまにも自分たちの育成哲学を丁寧に伝えてくれたこと。
そして何より、MarcoとDanieleの二人が、常に情熱と誠意を持ってこの2日間に向き合ってくれたこと。
そのすべてが重なり、今回のキャンプを特別なものにしてくれました。
そして今回、パルマという世界トップレベルの選手育成に取り組むクラブと時間を共有したことで、私たち自身も多くのことを学ぶことができました。

この経験を一度きりのイベントとして終わらせるのではなく、そこで得た学びを、これからの日々の指導や子どもたちとの関わりに還元していくこと。

それが、今回このキャンプを開催した私たちの役割だと思っています。
このような機会を山梨の子どもたちに届けることができたことを、私たちはとても誇りに思います。

そして、この2日間だけで終わらせたくないとも強く感じています。

今回の出会いを一つのスタートとして、これからもパルマと山梨、そして日本とのつながりを育てながら、子どもたちに新しい経験や学びを届けられる機会をつくっていきたいと思います。

Marco、Daniele。

子どもたちに素晴らしいトレーニングを届けてくれたことはもちろん、私たちスタッフにもたくさんのことを伝えてくれて、本当にありがとうございました。

二人のプロフェッショナリズムとサッカーへの情熱、そして何より、その素晴らしい人柄に心から感謝しています。

そして、この素晴らしい機会をともにつくってくださったParma Academyの皆さま、参加してくれた選手たち、そしてキャンプへのご理解とご協力をいただいた保護者の皆さまにも、心より感謝申し上げます。

また山梨で、そして日本で再会できる日を楽しみにしています。

Grazie di cuore, Marco e Daniele. Grazie, Parma Academy.

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