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U14群馬遠征

U14群馬遠征

 U14チームは8月16日~18日の2泊3日で群馬県のM S C様主催の交流戦に参加してきました。
 7月末の茨城遠征に続き夏休み期間2回目の遠征となり、開催地の嬬恋はとても涼しく陽が出ていても過ごしやすい気候の中、3日間で計10試合を戦いました。

《対戦相手》
エヴォリスタ(群馬)
アスブロンサ高崎(群馬)
矢板S C(栃木)
fervore富岡(群馬)
Wings(千葉)
CLUB MK(長野)
TRAUM SV(茨城)
M S C(群馬)
東松山ぺレーニア(埼玉)
名東クラブ(愛知)

 群馬県嬬恋村で開催されたこの交流戦は10月から始まる新人戦に向けての調整の場とし、名のある強豪クラブとの試合で、我々が追求してきたことや構築しているものがどれだけ発揮できるかを知るための大切な機会とさせて頂きました。

~試合総括~
 初戦は群馬県のエヴォリスタ。立ち上がりはお互いスロースタートとなりましたが、この遠征でのテーマに対し真摯に向き合い、難しい局面でも選手間でのコミュニケーションで解決。先制されましたがこちらがボールを持ち続け、終わってみれば快勝スタートとなりました。
 初日の2試合目、3試合目はどちらも敗北となりましたが、どちらもボール保持の時間とチャンスを多く作ることに成功しました。しかし大事な場面でやるべきことをせず失点、その結果敗戦。まだまだ甘さを露呈してしまいますが、これも伸びしろ。意識を変える、それを習慣化することで改善できることも選手たちは理解していました。勝てたからどう、負けたからどうではなく、目の前の課題と目標にどれだけ取り組んでいるかがこの期間では重要です。その点ではこの2つの試合はとても良かったと言えます。

 しかし遠征2日目。初日とは打って変わり結果も内容も悲惨でした。ここまでの積み上げが全てなくなってしまったかのような戦いぶりで、困難な状況で選手たちは前を向いて状況を変えることから目を背けてしまいました。
 ウォーミングアップから覇気がなく、やばいかなと思いましたがそこは敢えて選手には伝えず、案の定第1試合目は簡単なミスを連発。状況を変えれるチャンスが全選手の目の前に転がっているのにそれを掴まず、ただこなしてしまう最悪の流れに。実力では確実に勝る相手に対して劣勢の時間が続き、後半10分以降から2失点。その後は怒涛の猛攻でしたが時既に遅し。敗戦となりました。
 納得いかなかったのは0-2で敗戦した結果ではなく、この試合を通して何を積み上げられたかということです。この交流戦は公式戦ではありません。勝った負けたで良かった悪かったかを判断するのではなく、ここで何を構築できたか、ここでどんな発見があり次に活かせるかが何よりも重要です。第2試合目はその雰囲気を変えようとする選手が多く出てきました。
 当然第1試合目とは比較できないほどのパフォーマンス差がありました。コミュニケーションを取ることで、選手間での微妙なズレをピッチの中で擦り合わせる作業を繰り返し、この試合をより良いものにしようと必死でした。結果は1-2でしたが満足です。得られるものがあったからです。2試合目終了後、次の試合まで時間があったため、ミーティングをしました。「今後、第1試合目のように最悪な展開が訪れたらどうする?」「何故悪い流れになってしまうのか?」原因を突き詰め、改善するための貴重な時間となりました。選手一人一人が意見を出し合いたくさんの意見がありました。
 3,4試合目はポジティブな雰囲気で臨もうとした矢先、突然の豪雨と雷で試合は中止に。変化が見られるのは3日目の最終日となりました。

 迎えた遠征最終日。第1試合目は朝7:50K.O。7:00ウォーミングアップ開始。2日目の2試合目で変わろうとする選手はいたものの、変わろうとしない、やろうとしない選手も中にはいました。きっとあのようなミーティングをしても変わろうとしない選手はいるんだろうなと。誰かがやってくれるから俺はいいやと思ってる選手もいるんだろうなと思いました。そう思って見ていた最終日のウォーミングアップ。朝早く、あの時間帯から激しく体を動かす経験がほとんどない選手たちだったと思いますが、皆変わろうとしていました。少し手を抜いた選手に対して選手間で厳しく評価をしていました。ホッとしました。そうやって最終日が始まりました。
 第1試合目を終え、2試合目の相手は埼玉県の東松山ペレーニア。千葉県のWings(2日目に試合をし結果は1-2)と並ぶこの遠征目玉の試合です。埼玉1部リーグ所属チームとの試合。この試合でどれだけ自分たちのやりたいことが発揮できるか、基準を伝えてくれる相手との対戦です。結果は1-3で敗戦。ど迫力の攻撃とプレスの速さに自陣に引きこもる時間帯が多くなりましたが、耐え凌いで先制に成功。その後も守備の時間が長くなりますが、集中を切らさず0で耐えていました。しかし前半ラスト3分のところでコースを狙った素晴らしいミドルシュートを決められ1-1で前半終了。後半はお互い選手交代をすることで前半と比べてゆったりした展開となりましたが、背後への飛び出しに対応できず2失点。やるべきことをすれば食い止められた失点だっただけに悔やまれますが、終わってみれば結果も内容も妥当でした。ロングボールを主体とした攻撃とゴール前に厚みを掛けてくる迫力、フィジカル能力を全面に活かしたボール奪取と守備対応、関東レベルの強度を久しぶりに体感した選手たち。貴重な時間となりました。この経験を次に活かすことで自分たちの基準を上げていけたらと思います。

~遠征総括~

3日間で計8試合(豪雨で2試合中止)を戦い、多くの積み上げができました。
たくさんの発見があり、気づきを与えてくれた素晴らしい環境に感謝です。
今回の遠征で学んだ大事なことを日頃から意識して取り組み、習慣化していきましょう。

関係者の皆様、誠にありがとうございました。
対戦頂いたチームの皆様、誠にありがとうございました。
保護者の皆様、ご理解ご協力誠にありがとうございました。

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