U-10御殿場遠征

7月13日(日)に静岡県にあるパレット御殿場で開催されたU-10交流サッカー大会に参加してきました。甲府と比べると涼しく感じる風が吹く中、さほど暑さに苦しむことなく県外チームとの対戦を楽しむことが出来ました。
【U-10交流サッカー大会】
大会名:F.A.N.G snarl カップ
7月13日(日)
パレット御殿場人工芝グランド
8チーム総当たり
▼参加チーム
ファンスナール(静岡)
山田FC(静岡)
長田東(静岡)
T.C.F.C(神奈川)
T.D.F.C(神奈川)
TOMIOKA(埼玉)
キューズ静岡(静岡)
CDY.ESCOLA(山梨)
▼結果
0勝2分5敗
第7位


【遠征の統括】
今回の遠征では初めて県外で試合をするという選手や、初めて対外試合を経験するという選手もおり、試合経験がまだ少ない選手が半数程度いるチームで試合を行いました。
日頃のスクールトレーニングで行ってきたことを思い出し、ポジションを意識し、相手のプレスの掛け方を見てサポートを変え、自陣からボールを繋ぎながら前進していくことにチャレンジしました。
1試合目は静岡県の強豪クラブキューズFCさんとの試合となりましたが、強力なプレスの前にほとんど思うようにプレーできず、自陣でサッカーする時間が続き苦しい試合となりました。ただ、この試合が子どもたちの心に大きな刺激となり、どうやったらもっとサッカーが上手くいくのかを考えるきっかけとすることが出来ました。
この後の試合でも劣勢になる試合が多く、粘り強く戦うも失点を重ねてしまう展開となりましたが、段々とボールを繋げるようになったり、味方同士で声を掛け合って戦う姿が増えてきたことでゴールを奪うことも出来るようになってきました。
【1-2-3-2フォーメーション】
先にも書いた通り、今回の大会では試合経験が少ない選手が多かったのですが、小学3~4年生の選手にはポジション(立ち位置)が分かりやすい1-2-3-2のシステムで戦いました。コート全体にバランスよく人が配置されており、役割もはっきりしやすいのが特徴ですが、攻撃でも守備でもこのままの形だと上手く行かないのがこのシステムの難しいところとなります。
個人能力の差が大きく上回っているとこのままの立ち位置で圧倒することが出来るものの、今回のように力関係が拮抗していたり、むしろこちらの方が下回ってしまっている場合はハマり続けてしまい上手く行かないことが多くなります。
だからこそ、どうしたら良いかを考えて立ち位置を変えたり、足元だけではなくスペースにパスを出すことなど色々な工夫をする必要があることを子どもたちが気づき、学んでいきます。
他のシステムでは学びが無いかというとそんなことはなく、なぜそのシステムで戦うのかや、どんなメリット、デメリットが出来そうかを考え、そこから「じゃあどうやって戦う?」ということを子どもたちには考えてもらいます。
日頃のトレーニングで考え方のベースを作っておかないと出来ない指導の仕方にはなるのですが、よりサッカーを深く学び、色々なアイデアが湧き出る選手を育てていけたらと思っております。
上手く行かない困難な状況の中で、自分がどうしたら良いかを考えることをCDYでは大切に考えており、こういった考え方や行動の仕方をサッカー以外のところでも役立てて欲しいと思います。



























