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RENOVA CLASS 大阪遠征

RENOVA CLASS 大阪遠征

 7月13日~15日の3連休に大阪府泉南市で開催された交流大会に参加してきました。こちらの交流大会にはRENOVA CLASS(※)の選手と1名の助っ人を入れて計12名の選手で参加をしてきました。

※RENOVA CLASS
4種協会登録チームに所属していない選手のみで構成されたクラス。
RENOVA FC(ジュニアユース)で重要視している個人スキルを身に着けることに特化したトレーニングを行っており、プライベートチームとして交流大会やトレーニングマッチ等で試合経験を積んでいます。
https://www.cdyescola.yamanashi.jp/renova-class/

【大会概要】
大会名:西宮SSサッカーフェスティバル
主催:西宮サッカースクール(兵庫)
会場:SORA RINKU(大阪府泉南市)

▼参加チーム
西宮サッカースクール(兵庫)
長岡京(京都)
TSA(大阪)
下丸子シューターズ(東京)
ディアブロッサ高田(奈良)
バレイアFC(大阪)
デラサル(愛知)
リバティFC(東京)
ヴィッセル神戸(兵庫)
東大阪FC22(大阪)
アミザージ神野(兵庫)
ボルト東山(京都)
Grant FC(東京)
CDY.ESCOLA(山梨)
※2チームエントリーチームあり
※全16チーム

~コーチとしての成長~

 この大会は昨年も参加しており、毎年恒例の一大イベントとしてこの大会に参加することを楽しみにしています。西宮SSさんとは他の交流大会で試合をしたことをきっかけに、コーチ同士だけではなく選手同士でも仲良くなり、知らないうちに保護者同士でもSNSを通じて交流をしているようでクラブ同士の交流が深まりました。
 また、この大会の素晴らしいところは集まってくるチームの皆様も大変魅力的なチームが多く、3日間の交流の中で様々な学びを与えてくれるところだと強く感じています。
 コーチングの仕方や試合をしている選手たちを見ると日頃のトレーニングでどんなことを大事にしてるかが分かり、選手たちがこれからもグングン育っていくことが容易に想像できましたし、各チームのコーチたちと話をしても試合に勝った負けたや、強い、弱いというような話題は一切なく、どう成長させていくか、何を大事にしているかや日ごろのトレーニング方法などオープンに答えてくれました。
 逆に他のチームのコーチや選手たちからCDYの選手たちを褒めてくれることもあり嬉しく思いましたが、他のチームにはもっと素晴らしい選手がおり、そしてそれは良い指導環境から育ってきていることを思うとさらに指導について学んでいきたいと思える遠征となりました。

~3日間最高のピッチコンディション~

 コーチの話題から入ってしまいましたが、やはり主役は子どもたち!
 子どもたちもこの大阪遠征を非常に楽しみにしてくれており、体調不良者もなく予定していた12名の選手全員で参加することが出来ました。暑さも心配されましたが、3日間とも分厚い雲に覆われ、時折雨も降りましたが全然問題無く、涼しい風も吹いていて体調不良者も無く最後まで元気いっぱい試合に臨むことが出来ました。これは帯同したアメフラシコーチことユウサクコーチの功労だと言えるでしょう(笑)
 SORA RINKUの素晴らしいところとして宿舎とピッチが一体となっており、ピッチまで5秒です。温泉施設もあり、海も隣接しています。ご飯もおいしく子どもたちもモリモリ食べてくれていました。
 海も隣接しており、ロケーションも最高です!子どもたちのテンションも上がり、素晴らしい環境の中で3日間過ごすことが出来ました。

~試合① できない、やれない からのスタート~

 日頃のトレーニングでは顔を上げる勇気、相手を剥がすドリブルを身に着けてきた選手たちですが、それがどこまで強豪チームに通用するか楽しみにしておりましたが、初日の試合ではなかなかそれらを発揮することが出来ず、相手のプレスを怖がり素早くボールを離すシーンが多く見られました。
 自分でチャンスを作ることにもっとチャレンジしないといけないことを強く求めましたが、なかなかやりたいプレーが出せないことに技術の無さを痛感しましたが、技術があるからチャレンジするわけではなく、チャレンジするから技術が伸びてくるの精神で子どもたちも少しずつ変化を見せてくれていました。
 初日の3試合ではチャレンジが少なく、消極的な試合が多く1勝2敗という結果となりグループ3位で2日目に開催する下位リーグに進むこととなりました。勝ち負けや上位、下位には元々こだわっていませんが、下位リーグでも強いチームが多いので、初日に出来なかったことを整理して、子どもたちが納得いくような試合が出来るよう期待しました。

【1日目結果】
vs 東山ボルト 2-0
vs 西宮WHITE 0-4
vs Grant FC  0-8
1勝2敗 3位

~試合② 意志が見えるサッカーへの変化~

 1日目は思い通りのプレーが出来なかったものの、段々と必死に戦う姿やチャレンジ精神が見れるようになっていたので、2日目の試合も楽しみにしていましたが、昨日と打って変わって強い気持ちで戦う選手が増え、明らかに戦う姿が変わったのが印象的でした。負けたことに対する悔しさというよりも、自分たちの基準が低かったことに気づき、周りのチームに感化されて基準が上げたことでプレーの強度や戦い方が良くなったと感じました。
 とは言え相手も強く、なかなか勝つことが出来ませんでしたが明らかに良いプレーが増えてきたし、チーム全体の雰囲気も良くなり、子どもたちも楽しいと感じてくれていました。
 厳しい声掛けを初日はしてしまいましたが、自分たちが変わり、より高い基準で、より強い気持ちで戦うことを楽しめたことが2日目の大きな収穫となりました。勝ちたい、試合に出たいという選手たちの心の根っこにあるべきものが大きくなったことで意志が生まれ、選手たちの一つ一つのプレーにその意志が感じられました。
 子どもたち自身が自分たちの変化に気づき、良い変化の経験が出来たこと本当に嬉しく思いますし、これまで数多くの遠征を経験してきましたが、こんなに大きく選手が変化したことはあまり記憶に無いので今回の遠征での選手たちの成長はすごく大きなものだと思いました。

【2日目結果】
vs デラサル 2-1
vs 東大阪FC 1-3
vs 西宮BLUE 1-0
2勝1敗 2位

~試合③ 基準が上がる経験~

 2日目の試合結果にて最終日は4つあるトーナメントの3番目のランクとなるブロンズトーナメントに進むことが出来ました。2日目での戦いが選手たちには強く印象づいており、「出たい」から「戦いたい」という気持ちを見せてくれていました。
 最終日は4チームで行うトーナメント戦ということで2回勝てば優勝となるので選手たち気合い入っておりましたが、初戦の相手となったリバティさんは一人ひとりの技術も高く、組織としての戦い方も練度が高く、3日目にして一番強い相手と感じました。本当にやりたいことをやらせてもらえず、逆にやりたいことを全てやられてしまったという試合。
 気持ちの部分での成長が見られたCDYの選手たちでしたが、気持ちだけではどうしようもない技術の差。相手に勝つことが出来ずとも、一つでも多くのことにチャレンジし、相手から学ぼうという姿勢で最後まで必死に戦い続けてくれました。この差を生んでしまったのは選手たちの努力不足ではなく、コーチの指導力の差だと強く感じ、もっと基準を上げられることを学ばせてもらいました。
 最後の試合は本気で勝ちを目指し、相手の戦い方も含めて考え挑みましたが、上手く行かずに敗戦。技術のところと合わせ、サッカー理解を深めていくことが重要だと再確認させられる一戦となりました。それでもチーム一丸となって戦い、もがき続ける姿勢は素晴らしく、これからさらに成長していけることを確信させてくれる良い試合にしてくれました。

【3日目結果】
vs リバティB 0-4
vs 下丸子シューターズ 1-2
ブロンズトーナメント 4位

~やっぱり楽しまないと!~

 はるばる大阪に行くということで海で遊んだり、お好み焼きを食べたりとピッチ外でも子どもたちが楽しんでくれるようイベントを用意しました。
 他のチームも海で元気よく遊んでおり、海はちょうど良い冷たさで子どもたちはおおはしゃぎ!砂山を作ったり、ワカメを集めたり、他のチームと一緒に飛び込んでみたりと楽しい時間を過ごすことができました。
 最終日、全ての試合が終わり最後に行ったのは昨年もお世話になったイオンモール内にあるお好み焼き屋「鶴橋風月」さん。我々のことを覚えてくださっており、お好み焼きを作りながら子どもたちと笑顔で会話をしてくれ、おなかも心も満たしてくれました。ちょっと飲み屋のおっさんみたいになってる子がいますが、これは親御さんの影響なんでしょうかね?(笑)

~仲間との共同生活~

 遠征で大事にしていることはやはり共同生活を楽しみ、社会の一員としてモラルある人間と育っていくこと。親元を離れ自分たちでご飯をよそったり、部屋を綺麗にしたりと子どもたちはコーチからの指示をほとんど受けることなく率先して行うことが出来ていました。
 比較的遠征経験の多い選手が多いためコーチが生活面で指導するところは少なかったと思います。なんだかんだ結構しっかりしているところが多いので、日頃の家庭での過ごし方も良く出来ているんだと思います。

~心より感謝申し上げます~

 西宮SSさんのおかげで素敵な出会いを頂き、選手もコーチも成長する場として大いにこの大会を役立たせて頂きました。西宮SS会長の杉田さんにも本当に良くして頂き、スタッフの皆様も素晴らしい運営をしてくださりました。
 参加チームの皆様や応援に来てくれた保護者の皆様、快く大阪遠征に送り出してくれた保護者の皆様にも心より感謝申し上げます。
 また皆様にお会いできること楽しみにしておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します。

 この度は本当にありがとうございました!!

~おまけ~


 7月15日の朝4時00分~
 そう、ユーロ2024の決勝戦がありましたね!
 こちらを頑張ってプロジェクターに映して、希望者を集めて一緒に観戦しました。
ユーロの決勝戦と遠征最終日が重なった奇跡ということで多くの子どもたちが集まって盛り上がっていました。
 イングランドを応援している子が多かった印象ですが、勝ったのはスペイン!
 面白い試合展開となり、スペインの良さが際立った良い試合だったと思います。
 子どもたちの盛り上がりから分かるとおり、サッカーってやっぱり凄い力を持っていますね!

 ユーロ2024では「見応えの無いサッカー」が多いと言われてしまっており、眠くなると評される試合もありました。その中でスペインのサッカーは異質なものとなっており、スペインスタイルの根底となる「Tiki-Taka(ティキタカ)」がアップデートされ、複数のパスコースを作りながらも縦への推進力が加わっており、多様な選択肢を駆使しながら攻め込むアタッカーが躍動していました。
 フィジカルやスピードが評価され、タフに戦える選手がリスクを冒さずプレーすることがトレンドになってきた中で、スペインサッカーが輝きを放ちサッカーの新たな可能性を見出すような大会だったと思います。
 当然、見る人により評価も変わることと思いますが、一番魅力的なサッカーが欧州を制したと言う人も多いのではないかと思います。我々CDYもスペインサッカーに習うことから始まり、それから少しずつアップデートを重ね子どもたちに指導を行っておりますが、世界のサッカーの進化に遅れないよう、今回の遠征のような学びや、世界に目を向けての学びを忘れずに成長し続けていこうと思います。

 次はオリンピックで熱くなりそうですね!
 大阪遠征とは違う話となってしまいましたが、日本代表の戦いを応援させて頂きます!
 そして、いつかCDYの選手が日の丸を付ける日が来ることを楽しみにしています!

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