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EXCELUZ主催デルムンドクリニック参加

EXCELUZ主催デルムンドクリニック参加

 5月21日(土)に三重県四日市市で開催されたスペイン人コーチが指導するクリニックに参加してきました。関西を拠点にスクール活動を行っているEXCELUZ(エクセルース)さんが主催となるクリニックとなりまして、そのEXCELUZさんとは4月に行ったスペイン遠征で知り合い、そこでの交流をきっかけに今回のクリニックにも山梨県の選手を募って特別に参加をさせて頂きました。

 デルムンドクリニックと称した今回のクリニックですが、「del mundo(世界の)」の名の通り世界トップレベルでの指導経験を持ち、世界中で有望な選手を発掘してきたハビコーチが直接指導してくれました。

★デルムンドクリニック担当コーチ
JAVIER GARCIA TORRES(ハビエル ガルシア トーレス)
レアル・マドリードの国際的な育成におけるトレーニングメソッドの構築を担い、実際に指導までを行う世界基準のプロフェッショナルの指導者。ハビコーチは、15歳以下におけるインターナショナルスカウティングとして、これまで世界の85ヵ国以上を周り、将来世界で活躍する選手を数多く発掘してきた実績の持ち主となります。
ハビコーチは、現在レアル・マドリードに所属する中井卓大選手が8歳の時に、彼を日本で発掘し、育てた指導者。

 今回のクリニックにはCDYスクール生を募り、参加希望者11人を連れて三重県まで旅立ちました。レアルマドリードのコーチから直接指導を受ける機会ということで子どもたちはいつも以上にワクワクしていたので会場までの道のりも終始元気よく過ごすことが出来ていました。本当にサッカー好きな子たちだからこそ4時間かけてでも遠くの地でサッカーする価値があったと思っています。

 会場には少し早く着き過ぎてしまいましたが、大学内を散歩しながらクリニックまでの時間を待ちました。早くサッカーしたいと飢えさせる時間も出来たのである意味良い準備が出来たかなと結果的には思います(笑)
 いざハビコーチが来るとスペイン人コーチに少し不安な様子を見せるかと思いきや、みんな一斉に「Hola~~~~~~~~!!!!!!」と元気いっぱい挨拶をしていました。日ごろのトレーニングで続けてきたスペイン語の挨拶を上手に生かすことが出来ましたね!むしろハビコーチの方が気圧されるような子どもたちの食いつきようで掴みは良かったと思います。

 トレーニングの始めにハビコーチからみんなに挨拶があり、「サッカーを楽しむこと」「考え続けてサッカーすること」「真剣に全力でトレーニングすること」を最初に子どもたちに伝えていました。ハビコーチの言葉を真剣に聞き、参加している全選手が高い意欲を持ってここにきていることが選手たちの表情を見て伝わってきました。

 最初のウォーミングアップからスペイン流指導は全開で、グリッドの中で動きながらボールを回すというオーソドックスなメニューでしたが、そこに次々とルールをつけていき、常に動きながら考え続けることと、それを高い精度で行うことを強く求められました。スペースを認識すること、使うことを意識し、子どもたちが周りをキョロキョロ見渡しながらプレーしていましたが、パスの強さや距離においても常に質を高くしていくようコーチングを続けていました。
 簡単に見えるトレーニングですが、1秒でも考えを止め、足が止まるとサッカーの質が落ちてしまうので、こういうトレーニングでも常に頭を止めないでプレーすることを最初のウォーミングアップで子どもたちに意識させていました。
 このトレーニングでは低学年の子どもたちの方が広くピッチを使いスムーズにプレーすることが出来ていましたが、高学年の方は少しシャイな部分もあり同じグループの子たち(面識ある子たち)と固まってプレーしてしまうようなところがありました。もちろんそこについても早い段階でハビコーチから指摘があり、どうプレーするべきか、コミュニケーションの活かし方についても選手たちに考えさせ、改善させることに成功していました。

 ポゼッション形式のトレーニングに入った際には「スペース」についてフォーカスし、最大限のスペースをチームで作ることと、そこへテンポよくボールを届けていくことを選手たちに求めていました。スペースの作り方と使い方について子どもたちに説明し、常に変化する状況に合わせて止まることなくプレーし続けることを攻撃側にも守備側にも求め続けていました。強度は自然と高くなっており、少し雨が降るような涼しいピッチ環境でしたが子どもたちは汗ダラダラとなって集中してトレーニングに励んでいました。常に要求をされることと、その内容が明確で分かりやすいものなので子どもたちがどんどんチャレンジする姿勢が多くみられました。

 その後のトレーニングでも色々な気づきと学びがありましたが、あまり詳細を書き過ぎるのも良くないかと思いますのでこれくらいにしておきます。我々CDYスタッフも3名このクリニックに参加し、ピッチ内で一緒にトレーニングを見させてもらい学ばせてもらいました。このクリニックで学んだことを山梨の子どもたちに還元していくように致します。

 トレーニングの最中にハビコーチから「黄色い服(CDYシャツ)を着てる子たちはあなたの選手ですか?」と声をかけられました。「そうです。」と答えると「よくサッカーを理解してプレーしている子が多い。日ごろから良いトレーニングを行っていることが選手を見れば分かります。」と丁寧に褒めてくれました。クリニック終了後にも再度お褒めの言葉を頂きまして、山梨から来たので是非今度は山梨県でクリニックをしてくださいと頼みました。ハビコーチも是非行きたいと答えてくれましたので、EXCELUZさんと協議し実現できるように頑張ります!

 今後もこういった質の高いレッスンを受けられる環境を多く作れるよう励んで参りますので、是非ご興味ある方はご参加頂けたらと思います。

 今回のクリニックを主催し、招いてくれましたEXCELUZスタッフの皆様と遠くまで子どもたちを送り出してくれた保護者の皆様に感謝致します。どうもありがとうございました!!

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