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ディフェンスクリニック開催

ディフェンスクリニック開催

 2月14日に県立青少年センターグランドで1vs1の守備をテーマにしたサッカークリニックを開催しました。
 ”ディフェンス練習”と聞くとあまりポジティブな印象が無い選手が多いんじゃないかと思います。いつも通りグランドに練習に行き、コーチから「今日はディフェンスのトレーニングするぞー」なんて言われるとちょっとテンションが落ちるんじゃないでしょうか?
 そんなわけで今回のディフェンスクリニックでは、ディフェンスはキツイ、苦しい、つまらない、苦手・・・そんな意識を払拭し、「ディフェンスは楽しい!!守備も得意だよ!!」という意識を選手たちに芽生えさせることを目的に開催しました。

 とは言うものの、こういったディフェンスクリニックに申し込んでくる選手の中には守備が元々得意で、チームでもディフェンスを任されている選手も多くいたと思います。ディフェンスが苦手だという選手、ディフェンスが好きだという選手どちらにおいても今回のトレーニングで守備対応が本当に素晴らしくなったこと嬉しく思います。

【ボールを取りに行く!】
 まずはこの意識を変えてもらいました。試合中に「もっとボールに寄せろ!」なんて声掛けをもらうことは多いと思いますが、今回参加した選手には相手に寄せるときに起きるメリットは何なのかを考え、どこを見て、何を目的に寄せるのかを伝えました。
 この寄せ方、対峙の仕方を学んだことで圧倒的に抜かれることが少なくなり、守備の対応の基礎段階が出来上がっていたと思います。

【大事なのは”目線”】
 ウォーミングアップで反応を良くする脳のトレーニングや動き出しの仕方について軽く触れましたが、体の使い方として大事なのはやはり”目の使い方”ですね。視線をどこに向けるかで体の緩み具合や動きやすさが変わってくるのと、相手に対してのプレッシャーが変わってきます。
 1vs1のトレーニングなどで「この子強そうだな」「この子は抜かれてしまうな」というのがなんとなく分かるときってありますよね。視野を広く、高く持っている選手ほど実際よりも大きく見え、実際に高いパフォーマンスで相手を圧倒することが多くあります。
 視野についても重要なポイントを伝え、子どもたちの守備意識をよくできたのも今回のトレーニング効果の大きな部分だったと思います。

 他にもボールを実際取るための手順や、体の使い方についても指導しました。この辺りの部分は普段のトレーニングでもしっかり行っている選手もいたことでしょう。体の強さや足の速さではなく、効果的な正しい守備の仕方を学ぶことで100%全力で守備をするというより、余裕を持って相手と勝負することが出来たと思います。「全力で戦う!」ってことも大事ですが、余裕を持って守備出来る方が絶対いいですよね。試合で勝てる可能性も大きくなると思います。

 またこのような機会を定期的に設け、守備に磨きをかけたい選手たちに応えていきたいと思います。
 また次回開催するときも多くの子どもたちの参加を楽しみにお待ちしておりますのでよろしくお願い致します!!

【担当:衣川コーチより】
 今回「衣川式ディフェンス術」という名前で開催させて頂きましたが、正直なところ、今回のディフェンス術は絶対大成功すると確信を持っていました(笑)
下は年長さん、上は6年生まで指導しましたが、トレーニングメニューはほぼ共通で、意識して欲しいところを細かく伝えていきました。
 子どもたちが集中してトレーニング出来たのも、今回のディフェンス術の効果を実感できたからだと思いますし、上手にボールを奪えるようになっていたので守備が楽しく感じていたと思います。
 こういった”楽しくなる”きっかけを作れるようなレッスンをこれからも開催できるよう努めていきますので、また何か開催する際は是非ご参加頂けたら幸いです。
 ご参加頂いた選手ならびに保護者様、この度は指導させて頂き誠にありがとうございました。

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