CDYサッカーキャンプ開催
秋の一大イベントとして本栖湖スポーツセンターで合宿式のトレーニングキャンプを開催しました。夏休み期間にも開催をしたのですが、好評を頂くことが出来たので今回も開催をさせて頂きましたが、多くの選手が参加をしてくださり、充実した2日間と出来たこと大変感謝しております。
CDYのサッカーキャンプではスクール理念として最も大事にしている「選手の育成」に特化したプログラムとなっており、日頃のスクールトレーニングだけでは伝えきれていないところにフォーカスして指導をしています。
普段のスクールトレーニングよりも時間をかけて指導することが出来るので、CDYのトレーニングメソッドの特徴である”認知”の部分について丁寧に指導が出来ました。「認知ってなに?」と聞くと多くの子が「まわりを見る(見ておく)」という回答をしてくれるのですが、さらに一歩レベルを上げ「情報を入れる(入れておく)」という捉え方をしてもらいました。上手にプレーするためにはどんな情報が必要なのかを言葉で整理し、敵や味方が教えてくれる情報を使って効果的なプレーを引き出していくことにチャレンジしてもらいました。
このキャンプの特徴として小学1~6年生が一緒にトレーニングをするのですが、高学年のプレーを見て低学年の選手が良いプレーのイメージがしやすくなることでグングン上達する選手が多くいました。成功体験が生み出す自信が選手たちの成長を加速させており、試合の中でも積極的に声を出したり、自分から動き出せるようになっていたことも大きな成長だと感じました。
高学年の選手たちも教える側に回ることで自立が促されることが多くあります。自ら考え行動できる選手が育つためにはこの”教える”という環境が必要不可欠だと思っており、普段のスクールトレーニングではどうしてもコーチから子どもたちへ伝えることが多くなるので、今回のキャンプでは子どもたち同士で高め合える環境を作れるよう促していきました。
生活面においても指導ができるというのもキャンプの魅力の一つであり、2日間の共同生活で子どもたちは凄く仲良くなります。お互いのことを良く知ることができ、一緒に遊んでるうちに心の壁がいつの間にか無くなっています。最初は不安に想い、あまり喋らなかった選手が自然と仲間と声を掛け合えるようになってくるので、2日目のトレーニングの雰囲気は最高に良かったです!
「2日目最初のトレーニングの雰囲気がなぜこんなに良くなったのか?」子どもたちに質問をしたところ、「真剣に取り組んでいたから」「たくさん声を出せたから」「周りを見てプレーしていたから」といった回答がありましたが、どれも正解なのですが、最大の理由は「みんなが仲良くなったからだよ」と伝えました。
この先色んな環境でサッカーをする子どもたちですが、なんだかんだでこういった経験が一番役に立つのではないかとさえ思います。友達と仲良くなることがサッカーにどんな影響を与えるのかを知れた良い学びが出来たと思うので、是非この先もこの経験を活かし、どんなチームでも明るい雰囲気を作れる選手に成長していって欲しいと思います。
今回のキャンプでは指導者も多くの学びがあり、子どもたちがどういう風に成長していくのかを間近で感じることが出来た有意義なキャンプとなりました。頭で考えるということを強調して伝えることは子どもたちにとってストレスだったりすることもあるのですが、「まずやってみて」→「なぜこうなった?」という考える時間を作り、自分の言葉で整理する習慣を作ってあげると上手くいくことが多いと思います。
メンタルトレーニングの講義の中でも、「出来ないこと」は悪いことではなく、「どうやったら出来るかな?」と考えることが大事というような話をしました。出来ないことや難しいことに対してネガティブにならず、どうしたらいいかな?と出来そうなイメージを膨らませるような心の使い方が出来るようになると成功の可能性が飛躍的に高まると思います。
コーチたちも学びが多く、とっても楽しめた2日間に出来たのは子どもたちの協力があってのことだと感謝しております。子どもたちも笑顔が多めでみんなでサッカーを楽しんでくれたようなので、また来年にキャンプを開催しようと思うので、是非参加してくれたらと思います!
またのご参加楽しみにお待ちしておりますので、どうぞ引き続きよろしくお願い致します!