シンシュートクリニック開催


10月19日(土)に駿台甲府小学校今井キャンパスにてシュートクリニックを開催しました。
今回のシュートクリニックは関西圏にあるEXCLUZ FOOTBALL ACADEMY(エクセルース フットボール アカデミー)で指導されている向慎一コーチを講師にお迎えして小学4~6年生、中学1~3年生を対象にトレーニングをして頂きました。
【講師紹介】
向 慎一
Mukai Shinichi
▼指導歴
2016-19 奈良クラブスクールコーチ
2020~ EXCELUZ FOOTBALL ACADEMY
▼選手歴
2008-09 栃木SC
2010 東京ヴェルディ1969
2011-12 AC長野パルセイロ
2013 FC町田ゼルビア
2014-15 AC長野パルセイロ
2016-21 奈良クラブ
今回のクリニックではペナルティーエリア外からのシュートをテーマにしまして、ウォーミングアップでは力強いシュートを打つための身体の使い方を学ぶためにブリッジなどのコーディネーションのトレーニングからスタートしました。強いシュートを打つために必要な腕や腰といった上半身の部位を運動の中で自然と使うオーガナイズが組まれており選手も楽しく、笑顔を見せながら身体の動かし方を学んでいきました。
その後はボールにパワーを伝えるために自分とボールの適切な距離を測り、実際に最後の一歩を踏み込んでいきます。選手たちからは「思ったよりも最後の一歩の距離って遠いんだ」という感想が多く聞こえ、踏み込むより跳んでボールにアタックするとういう感覚を掴んだ選手もおり、今まで蹴っていたボールとの距離を変えることでボールが力強く飛んでいく感触に驚いていました。
いよいよ実際にシュートを蹴るトレーニングでは静止しているボールに対しての助走の向かい方、スピード、身体の使い方を学びました。元プロサッカー選手というキャリアを歩んできた向コーチのデモンストレーションを見た選手からはシュートの迫力に思わず驚きの声がもれプロの舞台でゴールを奪ってきた技術を目の前で体感し、非常に良いイメージを持って自分のキック向かっていきました。しっかりとポイントを意識して行った選手たちのシュートはボールを蹴ったインパクト時の音が変わり、ネットに突き刺さるシュートを放つことできており短時間で選手の変化が感じられた瞬間でした。
最後はゴールキーパーを入れてのシュートゲーム。ここではまず最初にコントロールの置き所を学びシュートを打つための準備の大切さを強く学びました。トレーニングで測った最後の大きな一歩を踏み込むためにはどの距離にボールを置いたら良いかの。ディフェンスを想定した中で1つ目のコントロールからの運び出しはどのくらいの距離にするのかを細く伝え頂きました。マーカーを使って距離の基準が作られていたことで、選手もボールを運び出す距離をよく意識して励んでおり、指導者の我々も非常に勉強になりました。実際に選手たちが放つシュートはクリニック前に蹴っていたものとは格段に変わり、多くの選手が遠い距離からでもゴールを奪い喜びと充実の表情を見せ、自分の変化を実感していました。
今回のクリニックを通して選手たちは改めてゴールを奪う楽しさを体感し、シュートという1つのキックにもたくさんの要素が詰まっていることを学ぶことができた大変良い機会になったのではないかと思います。今回参加してくれた選手の皆さんがクリニックで持ち帰ったものを試合等で発揮してもらえたら最高に嬉しく思います。
シュートクリニックが非常にクオリティの高いものに出来た理由として、向コーチの指導はもちろんのこと、RENOVA FC GKコーチの吉田雄大が指導するゴールキーパースクールに通い研鑽を積んでいる選手たちがゴールを守っており、簡単なシュートでは入らない状況を作ってくれたため、より高い精度のシュートが求められるシチュエーションを作ってくれました。ゴールキーパーもプロコーチが教える鋭いシュートに対して正しいポジショニングやアクションの仕方などを学んでおり、生きたシュートを止めることでゴールキーパースキルを磨いていました。
途中強い雨の降る中、参加していただいた選手の皆様、遠くからお越し頂きました向コーチ誠にありがとうございました!





