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【準優勝】U-9大豆戸カップ参戦

【準優勝】U-9大豆戸カップ参戦

 1月9日~10日に茨城県神栖市で開催されたサッカー大会「大豆戸カップ」に参加してきました。1月4日~5日は中学生が参戦した大会であり、今回はU-9年代を対象の大会に参加させて頂きました。
 主催である大豆戸FCは神奈川県の強豪クラブであり、大豆戸カップはその繋がりから関東圏の強豪チームが集うサッカー大会となっています。CDY.ESCOLAはこの大会にクラブ創設時から参加させて頂いており、毎年この大会に参加することを楽しみにしております。昨年はコロナの影響で参加できなかったので、今年は無事に参加することができ嬉しく思っております。

【U-9大豆戸カップ】
1月9日~10日(1泊2日)
茨城県神栖市(ミンションやまざきグランド)
参加チーム24チーム
大豆戸FC/CDY.ESCOLA/FC PORTA/モランゴ栃木/TDFC/自由が丘SC/富士見台FC/FC中原/中野島FC/平間FC/MIP FC/上州TIC/砧南小SSC/那珂FCジュニオール/みなとSC/ポルターラ水戸/ミキFC
※複数エントリーチームあり

~いざ、出発~

 朝5時に小瀬スポーツ公園を出発し、途中休憩をはさみながら約4時間の道中をマイクロバスで移動しました。先日中学生の大豆戸カップ遠征で全く同じ道を通っているので余裕をもって運転することが出来ました。案の定予定より早く茨城県入りできたので、会場近くの鹿島スタジアム、鹿島神宮へ寄って必勝祈願。選手たちは神様に必勝を誓っていたところですが、コーチは選手がケガや病気が無く無事に2日間のタフな日程を終えられるよう祈らせて頂きました。
 なお道中は選手たちは割とおとなしく、お菓子を食べたり、都会の景色を楽しみながらバスの旅を満喫していたので、具合が悪くなるなど無く安心しました。

~大会への意気込み~

 大豆戸カップは本当にレベルの大会であるため、参加メンバーはスクールに通う選手の選抜メンバーで構成されています。今回は12名の選手で参加をし、大会を通じて成長することと、結果にこだわることで真剣勝負を戦うことを選手たちには求めています。
 CDYのU-9年代は他の遠征にも積極的に参加してくれる選手が多く、グングン成長する選手が多い年代となっています。今回の大会でも強豪クラブ相手とはいえ、互角に渡り合える実力はついていると思っていたので、今回の大会では上位に食い込む、さらには本気で優勝を目指すレベルにあると信じて大会に臨みました。

 大豆戸カップのレギュレーションは以下のようになっており、優勝をするには下記のよう勝ち上がる必要があります。
・1次リーグ:4チーム総当たり(上位2チームが2次リーグ上位パートへ)
・2次リーグ:6チーム総当たり(上位2チームが決勝トーナメントへ)
・最終順位決定トーナメント:4チームでのトーナメント戦
 つまり、2回のリーグ戦を2位以内で勝ち抜き、さらに決勝トーナメントで2回勝つことが求められました。
 CDY.ESCOLAのメンバーはどんな戦いを見せてくれるのか?乞うご期待。

~大会1日目 1次リーグ~ 

 1試合目は上州TIC(群馬県)のチームとの試合でした。選手たちは適度な緊張感を持っており、硬くはならないが、この初戦が重要であると感じている様子で活気ある戦いを見せてくれました。終始相手コートでサッカーをする展開を作り、CDYらしいボールを保持して主導権を握る戦いをすることができ初戦を勝利することが出来ました。
 しかし第2試合。早速大豆戸カップの洗礼を浴びます。神奈川県のクラブチームPORTAに見せ場をほぼ作ることなく敗戦。0-5での完敗でした。CDYが少しくらい良い守備をしても相手は慌てることなく、コントロールやワンタッチパスでプレスを回避し、全選手がゴールを奪えるポテンシャルを持っており技術力、フィジカル、サッカー理解など全てにおいて差を感じました。こういったレベルの違いを快勝の後にすぐさま感じられたこと良かったと思っています。1次リーグ2位突破には残りの1試合で勝つことが絶対条件となり、選手たちに緊張感が戻りました。
 1勝1敗で迎えた第3試合。他との対戦結果を見る限りおそらく勝てる相手だと思ってはいたものの、どうなるか分からないのがサッカー。絶対勝ちたいという思いが上手く働くか、空回りとなるか?ハラハラドキドキの一戦。相手は茨城県のポルターラSC。この大会に3チームでエントリーしているチームで元気あるチームでした。こちらも気合十分で臨んだ結果、相手コートで試合できる状況をしっかり作れたことで終わってみれば大差をつけての勝利。この結果2位での上位パートへの進出が決まりファーストステージクリア。上位パートは各グループの1位2位が集まる激戦必至の戦いとなるためより一層勝利へのエネルギーが必要となります。

★1次リーグ試合結果
①vs上州TIC 6-0 〇
②vsPORTA 0-5 ×
③vsポルターラ水戸SC 7-0 〇

~大会1日目 2次リーグ前半戦~

 2次リーグ注目の第1戦はFC中原。神奈川の大会で優勝や準優勝など好成績を多く残している強豪クラブ。とは言うものの選手たちはそんな情報は無いので余計な力が入ることなく試合に臨んでいました。強い相手と戦うことは既に分かっていたのと、PORTAとの試合が彼らの心にチャレンジャーとしての気持ちを思い出させてくれたので良い雰囲気で2次リーグ初戦に臨むことが出来ました。
 初戦は一進一退の攻防を繰り広げ、ハラハラさせるシーソーゲームを制して3-2で勝利。相手チームの監督様にも良い試合だったと声をかけて頂き、また交流を持たせてもらえるようお願いさせて頂きました。またいつか再戦できる日が楽しみですね。
 そして1日目は残り2戦。残す2試合は中野島FCのAチームとBチーム。こちらのチームも神奈川で有名なサッカークラブで我々も何度か対戦させて頂いているチーム。AもBも予選をきっちり勝ち抜き上位パートに来ているところからも層の厚さとチームの強さを感じます。
 最初に戦ったのは中野島FCのBチーム。幸先よくゴールを奪えたことで流れに乗り、終始きっちり戦えたことで危なげなく勝利することが出来ました。守備をきっちりすることが出来るチームでしたが、フリーの味方を見つけボールを動かす戦い方が出来ており、日ごろのトレーニングの成果が見られる試合だったこと良かったと思います。
 そして1日目最後の相手は中野島FCのAチーム。これまでの戦いで自信をつけていた選手たちは勢いそのままぶつかりました。しかし、サッカーは甘くないということをここでも思い知らされます。今まで通用していた戦い方が通じず、相手にペースを握られると後手後手となり、いいように振り回されます。テンポよく失点を重ね、本日2回目の敗戦。1次リーグでPORTAに負けた試合とは違って、CDYがやるべき戦いを見せることが出来ず、思考とプレーが止まった部分が多くみられた不甲斐ない戦いとなってしまいました。
 またも良いタイミングで敗戦を喫することで選手たちが気を引き締められたことは良かったんじゃないかと思っています。2次リーグはあと2戦。1敗したものの2位通過出来れば優勝の可能性を残せるので、明日の残り2試合は絶対負けられない戦いとなりました!

★2次リーグ 途中結果
①vsFC中原 3-2 〇
②vs中野島FC(B) 5-0 〇
③vs中野島FC(A) 0-5 ×

~宿舎の様子~

 最後に負けたことで多少のショックを受けながらも、宿舎に戻れば元気な小学生モード。疲れた体もなんのその。仲間と一緒に充実した時間を過ごしていました。
 お風呂に入ってスッキリし、楽しみにしていた夕食の時間。選手たちが普段どれくらいの量を食べれるか、食べるスピード、好き嫌いの有無など食事の時間は指導者も子どもたちの様子を観察しながら一緒に食事を楽しみました。やはり食事はパフォーマンスに大きく影響する部分であり、みんなが食べる量やスピードと自分を比較して、日ごろの食習慣を考えるきっかけになってくれたらいいと思います。
 食事を終えて最後はミーティング。特に長い話はしませんでしたが、今日の試合で出た課題を共有し、優勝に向かって頑張る決意をして終えました。
 夜更かしすることはなく22時00分に見回った時にはみんなぐっすり寝ておりましたが、朝はしっかり早起きし、うるさく過ごしていたので例年通り怒られて2日目はスタートしました(笑) この叱られた経験も是非サッカーにも活かして欲しいと思います。

~大会2日目 2次リーグ後半戦~

 あっという間に2日目スタート。宿舎を出てしっかり戦闘モードに切り替えて上位パートの残り2戦に挑みます。1日目の最後に負けていたことで崖っぷち状態。

【途中結果】
中野島A    2勝1分け
CDY.ESCOLA 2勝1敗
FC中原    2勝1敗
MIP FC    1勝1分け1敗
中野島B    2敗1分け
平間FC    2敗1分け

 残す試合は平間FCとMIP FC。特にMIPとの戦いは上位争いをしているチームのため大一番になるんじゃないかと予想。1位の中野島AもFC中原との試合を残しているため他チームとの試合結果も気になるところ。

 迎えた2日目第1戦。平間FCとの試合は上位に入るには絶対勝利が必要。しかし大事なのは勝利を目指す上で、今自分がするべきことは何かを理解し浮足立たたないこと。いざ試合が始まるとCDYのペースで試合が進みます。5点を取ることができましたが、勝利もほぼ確実となっていた試合後半に失速感が見られました。なかなかゴールに迫れなくなり、不必要なミスが続く場面がちらほら。気の抜けた嫌な雰囲気は失点という形となって現れてしまいました。勝って喜ぶだけではなく、試合内容やチーム状態を敏感に感じ取り、次の試合に向けて準備していくことを選手たちが学ぶいい機会となりました。ここまでギリギリではあるものの優勝の可能性をまだ残したまま2次リーグの最終戦に向かいます。

 2次リーグ最終戦はMIP FC。我々が圧倒された中野島FCのAチームと引き分けているチームということで手強い相手だと再度気を引き締めて臨みました。決勝トーナメントへ向けてあと1勝というところまで来て負けたくないという気持ちがピッチでどう表現されるのか?
 やはり簡単にはゴールが奪えない難しい試合展開となり、緊張感ある戦いが続きました。勝ちたい気持ちが強い分決定機を外してしまう度に焦りが生まれ、見えない精神的なプレッシャーを感じます。繰り返し決定機を不意にしてしまう選手たちに「そろそろ決めて!!」という言葉を心に押し込み、「ドンマイ!次のチャンスを作ろう!」とチームを鼓舞し続け戦況を見守ります。
 そしてようやっとコーナーキックをヘディングで合わせて先制に成功!これで勢いに乗って2点、3点・・・と行きたいところでしたが、そうは問屋が卸しません。一瞬の隙を突かれ最終ラインを突破されるとそのまま失点。同点に追いつかれてしまいます。相手も勝利を目指して活気づきます。この試合もハラハラする展開となりましたが、またもゴールが生まれたのはコーナーキックからでした。スクールでは全く持ってセットプレーの練習などしていませんが、良いボールを蹴れる選手と、自分が決めるという強い気持ちを持ってアタックできる選手がいることでセットプレーも凄みが出せていたと思っています。さらに終了間際には自陣深いところからドリブルで独走し、最後はこぼれ球を決め切りダメ押し弾。この試合を3-1で勝利することが出来ました。

【2次リーグ最終結果】
①vsFC中原 3-2 〇
②vs中野島FC(B) 5-0 〇
③vs中野島FC(A) 0-5 ×
④vs平間FC 5-1 〇
⑤vsMIP FC 3-1 〇

 2次リーグの2位通過を目指して必死に戦っていた選手たちが終わってみれば1位通過となりました!

~決勝トーナメント1回戦~

 迎えた決勝トーナメント1回戦の相手は自由が丘SC。大都会東京目黒区のチームですが、特に情報も無く初顔合わせの一戦。もちろんベスト4まで勝ち上がってきたチームなので相当強いに決まっています。おそらく相手から見ても「山梨県のよく分からないチーム」ということで多少の不気味さを与えていたんじゃないかと思います。
 
 試合内容はこちらが立ち上がりから押し込むことに成功し、主導権を握る展開となりました。シュートまで持っていけるシーンも多く、あとはゴールをしっかり決めきるだけといった感じでしたが、やはりそこが一番難しい。決定機を外すことで次第に苦しくなってきて、徐々に相手が勢いをつけてくる。まだ優勢な状況を作っているうちに得点したいところで、またもコーナーキックから泥臭く押し込み1点をもぎとることに成功。前半はこのゴールで1-0で折り返します。
 後半はもちろんもう1点を取りに行く姿勢で攻撃の活性化を目指します。再三ゴールに迫るもゴール出来ず。前がかりになったところでロングボールで形成を返され少し危ない場面もちらほら。攻めあぐねてバランスを崩し、そこからカウンターで失点するか、相手の守備を崩壊させ次の1点を勝ち取るかの勝負となりましたが、どちらも最後まで全力で戦いきった結果後半は得点が生まれず1-0で試合終了。念願の決勝戦へ駒を進めます。

~決勝戦~

 決勝トーナメントに勝ち上がったことでベスト4を決めましたが、反対の山はPORTAvs中野島Aでした。どちらも予選リーグで戦って大差で敗れた相手。勝ち上がってきたのは大会無失点を誇るPORTAでした。

 初日の1次リーグで完敗した相手ということもあり、我々はシステムを変更し守備からカウンターで得点を狙うスタイルを構築。まずはしっかり相手の攻撃を受けきり、速攻で決め切ることをミーティングで伝え運命のキックオフ。
 試合は受けの姿勢を作ったので当然相手がボールを持つ時間が長く、それに対してこちらが誘い込んでハードプレスでボールを奪い素早く前線に送るという狙い通りの展開に。CDYの選手たちは明らかに守備の強度が上がっており、この戦いでの生命線がどこにあるのか分かっていました。ここで抜かれたらやられる。ここでパスを出されたらやられる。そういった試合の中で急所となる部分に対して本能的に察知してプレー出来ていたので相手が苦しむ時間を作り出すことが出来ていました。
 しかしサッカーはゴールを獲らなければ勝てないスポーツ。なんとか攻撃の形を作ろうとFWをめがけてボールを繋ごうとするが、相手もその狙いはしっかり潰してくる。前がかりになる中でもしっかり最終ラインはバランスを整え、こちらのカウンターを仕掛けさせない隙の無さ。本当に実力差があるチームだと痛感しましたが、こちらは狙い通りの戦いが出来たと言える前半の内容で0-0で終えました。
 相手にゴールをさせず、狙い通りに守備が出来ていたこと。相手が上手くいってなくて焦っている様子などを見て選手たちは勝利が近づいていると感じていたところがありましたが、ハーフタイムではそこから隙が生まれないよう相手の攻撃の仕方が変わってくる可能性があること、このままの戦いを続けただけでは勝利は出来ないことを伝えて後半に送り出しました。
 後半も似たような展開となりましたが、徐々に奪った後に攻撃に転ずる回数が増えてきました。しかし攻撃が増えてきたことでDFラインを引いて消すことが出来ていた背後のスペースが徐々に広がってきました。前半は相手を自陣に誘い込み、スペースを限定したところで攻勢を強めていた戦い方でしたが、徐々にこちらも最終ラインが上がるようになってきたところ、戻りながら守備する場面が増え前半と違った様相に。それでも相手ゴールに迫ることを諦めず全力で戦い続けましたが、相手の圧力に耐えきれずとうとう失点してしまいます。
 こうなってしまうと引くことが許されず、残された時間も少なく前に出なければなりません。ここから色々動かしながらゴールを奪うためにエネルギーを使いましたが失点を重ねる結果に。終わってみれば0-6と後半だけで6失点を喫し豪快に負けてしまいました。
 終盤はあきらめムードになってしまい、不甲斐ない戦いと見えたところもありますが、満身創痍の中戦い続ける選手や、どうしようもない実力差がある中でも全力でぶつかれたこと本当にすごかったと思います。もしまたこの相手と試合するならこの悔しさをバネにしてきっと今よりも強い気持ちで戦ってくれるんじゃないかと思うので、また対戦できる日を楽しみにしています。

~最終結果 準優勝~

 最後は負けてしまったのでガッカリしていた選手もいますが、結果は24チーム中2位。見事な準優勝です。我々CDYが最高に楽しみにしている大豆戸カップで決勝戦までいけたこと本当に嬉しく思います。
 あと一歩届かなかった部分を埋め、今後さらに良い経験を彼らに味わせてあげられるよう選手、指導者ともにレベルアップを続けていきますので応援頂けたら幸いです。

 来年も是非大豆戸カップに参加したいと思っています。今年よりも良い結果というと優勝しかないのですが、上位進出することで得られた経験を次の世代にもさせてあげられたらと思うので、日ごろのトレーニングから強化を図っていこうと思います。

~参加御礼~

 大豆戸カップにご参加頂いた選手ならびに送り出してくれた父兄の皆様に感感謝しております。また、大会を主催してくれた株式会社アスリード様、大豆戸FC様の皆様にも感謝申し上げます。ご招待頂き本当にありがとうございました。
 どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

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